今でこそ『愛のむきだし』(2008)『恋の罪』(2011)などのヒットを立て続けに飛ばしている園監督だが、長年ピンク映画やインディーズ映画で下積みを経験してきた過去があり、映画の才能のない畑違いの芸人が知名度だけで映画監督になる現状に納得のいかない部分があるのだろう。
芸能界のタブーである「ジャニーズ批判」「吉本批判」を堂々と展開した園監督は、昨年11月の日本大学芸術学部の芸術祭でも「日本の映画界はガラパゴス状態。それにカット割りも知らない人が大作を撮っている。腐った伝統を重んじる映画評論家には、『君たちの時代は終わったよ』と墓を掘ってあげたい」と吠えている。これは単なる毒舌ではなく、日本映画に対する愛情があるからこその厳しいゲキといえるだろう。